今回は、テレワークのためにOneDriveを使って小規模のチームでファイル共有するための方法をまとめます。
もし、チーム内で頻繁にメールにファイルを添付して送っている場合は、OneDriveの「共同編集」を利用すると作業がうんとスムーズになります。しかし、お互いのファイルの編集が「同期」されますので、勝手に変更されても大丈夫という相手に限定して利用して下さい。
1. ウェブ版のOneDriveの画面
これがWeb版のOneDriveの画面です(2020年6月時点)。Microsoft OneDriveにサインインして表示される画面です。
1-1. フォルダーを共有する
共有を招待する側は、フォルダーを右クリックして「共有」を選びます。このままだと、誰でも編集できるリンクを送信することになるので、特定ユーザーだけが編集できるようにアクセス権限を制限します。
共有相手のメールアドレス(OneDriveを利用しているアドレス)を入力して、「送信」します。そうすると、OneDriveシステムは相手に招待メールが送ってくれます。
1-2. 共有リンクが送られてきたら
受け取る側はこんなメールが届くので「開く」ボタンを押します。すると、自分のOneDriveにアクセスします。
この時点では「自分のファイル」とは別に「共有」というタブに追加されています。
「共有」のファイルは、パソコン内のOneDriveには同期されず、ウェブ版のOneDriveにアクセスしたときだけ見ることができるものです。つまり、自分のOneDrive容量には含まれませんが、いちいちインターネットに確認しに行く必要があります。
1-3. パソコン内に「同期」するには「OneDriveに追加」
共同で作業するなら、お互いのパソコン内のデータが自動的に更新される方が便利です。つまり、「同期」です。
フォルダー上のメニューから「OneDriveへの追加」を選択すると、「自分のファイル」と同じようにパソコン内のOneDriveフォルダーにも同期されるようになります。
ファイルの編集作業がそれぞれのユーザーで並行して進めることができます。
2. 誰と共有するかには要注意
チームごとにこのような共有フォルダがあると、テレワークをするときに編集作業やデータの受け渡しがスムーズです。一方で勝手に変更(つまり改ざん)できるというセキュリティリスクもあるので、機密性の高い情報の管理には注意が必要です。
2-1. 共有フォルダのメンバーは最小限に
テレワークで共同作業をする場合、メールに添付してファイルを送るケースが多いです。このようなときには、チームの共同作業データを入れるフォルダとして、OneDriveの共有フォルダを使うと便利です。
画像や文章など、作業に必要なデータを一時的に共有すると、テレワークをしていても、お互いの手元でデータを確認できます。常に最新版を同期されるので、後から再編集するたびにメールを送る手間が省けます。
共有フォルダを作るのはかんたんなので、プロジェクトごとにフォルダを作るようにして、共有メンバーは最小限にして管理するのが良いです。
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