「アカウント」とは、サービスを利用するときの会員登録のことです。
- 利用者 個人を区別するための「ID(アイディー)」と、
- 本人確認するための「パスワード」を決めます。
IDとして使われるのは メールアドレスや電話番号が多いです。
また、パスワードは英数字で8文字以上というのが定番です。
「アカウント(account)」の元々の意味は、「口座」です。
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YouTube動画でも話しています。
1. 具体的なアカウント(Googleアカウントの場合)
例えば、スマートフォンを購入するときに作ることになる Googleアカウント を考えてみます。
これは、アプリをインストールしたり、更新したりするサービスを利用するのに使われます。
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また、別のスマホに機種変更するときにメールアドレスとパスワードを入力すると、Googleの管理するデータを引き継ぐことができます。
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Androidスマートフォンを初めて購入するときに携帯ショップで登録しているはずです。
iPhoneなら「Apple ID」です。
Googleアカウントの場合は、
氏名など個人情報を入力し「パスワード」を決めると、
希望する「メールアドレス」が IDとして発行されます。
これを「アカウントの作成」といいます。
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次回以降は、インターネットのページでメールアドレスとパスワードを入力すると、登録したメールが見ることができます。
これを「ログイン」といいます。
Googleの場合は会員登録は無料で、Googleからシステムの更新などの情報が送られてきます。
また、希望すればお金を支払って、アプリを購入するなど特別なサービスを利用することもできます。
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ずっと無料の範囲で使うこともできるよね
2. アカウントの仕組み
このようなアカウントは、これまでの銀行やレンタルビデオ屋の仕組み に似ていますね。
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たとえば、銀行なら はじめに連絡先と暗証番号を決めて、通帳をもらいます。
口座番号がID、暗証番号や銀行印がパスワード(本人確認の手段)にあたります。
レンタルビデオ屋さんも、身分証や連絡先を記入して、会員カードを発行します。
会員カード番号がID、会員カードを持っていることがパスワード(本人確認の手段)になります。
2-1. インターネットでの本人確認がパスワード
インターネットの場合は、実店舗と違って会員カードを見せたりはできません。
そのために IDとしてメールアドレス、本人確認の手段にパスワードが利用されているわけです。
つまり「アカウントの基本」は、「サービスを利用する個人の識別」と「本人確認」のセットです。
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インターネット銀行はかなり厳格で、パスワードだけでなく、郵送される「オンラインバンキング利用カード」の数字を記入することで本人確認することが多いです。
2-2. スマホにパスワードはいくつもある!?
よく「パスワードは覚えていますか」と伺うと
「スマホのパスワードはこれなのに…」
と言われることがあります。
これ、ちょっとおかしい点に気づきますか?
本来は、「どのサービスのパスワード?」
あるいは「どのお店のパスワード?」ということなんです。
IDとパスワードは、サービス会社ごとに登録します。
しかし、慣れていないと「どのサービスのパスワード」という意識が希薄になりがちですよね。
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アカウントは、必ず「利用サービス名」「登録したメールアドレス」「パスワード」の3つセットで覚えておくようにして下さい。
というのも、スマートフォンを購入したときから、いくつかのアカウントを持っていることが多いからです。代表的なものを挙げると、「Googleアカウント」「ドコモやauアカウント」「LINE」などなど、ショップで設定・登録してもらっていることが多いです。
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このように、1つのスマホではたくさんのサービスを利用し、たくさんのアカウントを持っていることになります。
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代行してアカウントを作成してもらうときは、何のサービスのパスワードなのか確認しておきましょう。あくまで「代行」なので、忘れてしまうと後日ショップに行っても教えてもらえません。
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2-3. サインアップとサインイン
サービスの利用開始するときの会員登録のことを、「アカウントを作る」と言います。
これには他の言い方がいくつかあります。
ちょっと紛らわしいのでご紹介します。
アカウントを作成する
= アカウントの新規登録
= サインアップ
特に紛らわしいのは「サインアップ(sign up)」でしょう。
似た言葉に「サインイン」があるからです。
「サインアップ」は新規登録で、
「サインイン」は毎回の個人認証です。
つまり、初回の「サインアップ」のときに新しくパスワードを決めて、
次回以降の「サインイン」のときには決めたパスワードを入力する、ということになります。
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たまに「サインイン」のつもりで、「サインアップ」を押してしまって、うまく「入れない」ということがあります。ちょっとの違いが大違いですね。
3. アカウントで管理しているもの
そもそも「アカウント(account)」の元々の意味は「口座」です。
お店側は、個人ごとに利用したサービスの内容や支払った料金を記録しています。
というのも、インターネット・サービスはモノのやり取りがないので、この「アカウント情報」を使って、お店も利用者もどのサービスを利用して、どこまで支払い済みかわかるように管理しているのです。
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例えば、この表だと 5月3日に1500円を入金して、その後3回アプリやスタンプなどのサービス料に使ったことがわかります。
有料のアプリやサービスを利用すると料金が発生します。
このことを よく「課金」といいます。
もともと「課金」は、お店側がお客さんに料金支払いを「課す」という意味です。
しかし、最近は、お客さん側が「有料サービスを利用する」という意味でも使われることが多いですね。
例:パズルゲームにはまってしまって、ついつい10,000円も課金してしまった。
何かのサービスの会員登録を「アカウント」といいます。
アカウントを利用するには、IDとパスワードが必要です。
お店はサービスの利用履歴を「アカウント情報」として管理しています。
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