- ちいラボでは、パンフレットを手作りで製本しています。
- 今回は、そんなパンフレットづくりのための用紙をご紹介します。
1. 第1弾で試した用紙(2020-01)
パンフレット作りでは、表紙用の光沢紙と書籍用紙を用意しました。
- やっぱり、表紙はある程度 厚みがある方が「本らしさ」がでます。
- 書籍用紙にするのは、普通紙だと両面印刷で裏が透けて見えて読みにくくなってしまうからです。
手触りもよくて、完成すると嬉しいですよ。
手作り製本だと、小ロットで作れるのがよいですね。
1-1. 【表紙】プラス インクジェット用紙 しっとり光沢紙 両面 A4判 IT-W125SG-N 46-044
この用紙は、高級感がありました。
デメリットとしては、
- やや高い(1枚あたり60円)
- プリンタ印刷のときにまとめてセットすると紙詰まりしやすい
- 若干 独特の匂いがある(そこまで気にならないけど)
- ややツルツルとした手触りは、好みが分かれるかも(普通のパンフよりツルツルしてる)。
総じて、良いと思いますが、他の用紙も試したいところ。
多少厚めのチラシのようなコート紙を想像していましたが、官製はがきより多少薄いかな?的な感じです。ペラペラではなくかなりコシがあります。
「印刷後は乾燥に最低でも15分、完全乾燥には一昼夜」とある通り、うちのキャノンTS8030(インク:BCI-370/371)で刷るとパッと見すぐに乾いたようでいて、一晩置いてもこすると手が汚れたり白地部分にこすり跡が付いたりするので、大量に刷って綴じるなどの場合はそれなりの乾燥場所と時間を要します。急ぎの用途には向きません。
あと、プリンタへは後トレイ挿入ですが、入れすぎると保持できず後ろに落ちていったり、逆に少ないと両面テカテカですのでくっついて数枚まとめて入っていきます。印刷には影響しないものの、ちょっと世話の焼ける用紙ですね…
1-2. ペーパーミツヤマ 書籍用紙 淡クリームキンマリ 4/6 90kg 104.7g/㎡ A4 500枚
こちらの用紙は、とっても満足。
普通紙に比べて、すごく質感も色合いも良いと思います。
ややクリーム色なので、写真がメインだと暖色に寄るので気になるかもしれません。
90kgという厚みは、同人誌の印刷屋でもよく使われる厚みなので、コピー本作りにもオススメだと思います。
家庭用インクジェットの黒い顔料で両面印刷しても、裏写りはほとんど気になりませんでした。
2. 第2弾で試した用紙(2020-04)
2-1. コクヨ インクジェット 両面写真用紙 セミ光沢 A4 30枚 KJ-J23A4-30N
前回よりは、表紙用に少し安めの用紙を選んでみました。
光沢とセミ光沢がありますが、セミ光沢で試しました。
しっとり感が減って、ツルツル感が増しました。
一般的な「光沢紙」の質感ですね。
パンフレットの製作依頼を受け、デザイン提案用として使用したが、
提案用には充分、A4で12ページ構成(A3ノビ紙3枚使用)のパンフレットの厚みとしてもちょうど腰があってしっかりした印象。
(実際印刷会社に頼むときはもう少し薄めの紙になるかな)写真も光沢性の高い光沢紙まではいかないけどきれいに出てるし、文字もパキっとにじみもない。
中綴じなどで半分に追った場合、紙の折れ部分はそんなに汚くなるような厚みではないので良好。
2-2. ペーパーミツヤマ 書籍用紙 淡クリームキンマリ 4/6 72.5kg 84.3g/㎡ A4 1000枚
書籍用紙も、前回のものとはロットと厚さが違います。
少し薄めなので、若干一枚あたりの価格は下がっていますが、500枚でなく1000枚のセット。
大量に使う予定がなければ、前回のものでもよいかも。
自家印刷で冊子を作るために購入しました。
90kgの方が良かったかとも思いましたが、両面印刷しても裏が透けないし、
紙に張りがあるので高級感が出ます
また、随時 いろいろ試したら更新します。
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