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結局シニア向けスマホって何が違うの? 【らくらくスマートフォン・ベイシオ(BASIO)・シンプルスマホ・かんたんスマホ】 シニア世代のスマホ選び

スマホ基礎

はじめてスマートフォンに変えるときに心配なのが「ちゃんと使いこなせるかしら?」というもの。

そんな心配に答えるのが「シニア向けスマホ」です。
ところが、そうはいっても、いろんな種類が販売されています。

私のスマホはどれかな? 友だちのスマホと違うのはなぜ?

そんな疑問にお答えするべく、今回は「キャリア」と「アプリ」というキーワードをもとに「シニア向けスマホ」について考えてみましょう。

ポイント
  • シニア向けスマホは、各携帯電話会社でだいたい1種類が販売されている。
  • シニア向けスマホは、はじめから 見やすい画面設定がされている。
  • やや画面が独特で、一般のスマホを利用している人には、かえってわかりにくい。とくに、ドコモの「らくらくスマートフォン」は独特。
  • あまり高性能ではないため、比較的 早く買い替えが必要になる。
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携帯会社(キャリア)ごとに違う

スマートフォンは、価格によって性能が変わります。

しかし、価格帯が同じでも、「標準的なスマホ」と「シニア向けスマホ」には違いがあります。

「シニア向けスマホ」は、性能は中程度ですが、文字やデザインをわかりやすく設計されています。その分、機能が絞り込まれている場合があります。

代表的なシニア向けスマホ機種

具体的に代表的なシニア向けスマホの機種を見てみましょう。

代表的なものは4つあります。

  • らくらくスマートフォン:ドコモ・富士通
  • BASIO(ベイシオ) :au・京セラ
  • シンプルスマホ:ソフトバンク・シャープ
  • かんたんスマホ:ワイモバイル・京セラ

「らくらくスマホ」・「簡単ケータイ」・「シンプルスマホ」・「かんたんスマホ」、と言われると、なんか一般用語に聞こえますが、実はどれも固有の機種名なんです。

キャリアとシニア向けスマホはペア

そして、よく見てみると、大手の携帯電話会社(キャリア)が、それぞれに1種類ずつラインナップしているのがわかると思います。

この大手の携帯電話会社のことを「キャリア」といいます。

つまり、キャリアごとに機種が違います。

シニア向けスマートフォンは、それぞれの携帯電話会社(キャリア)と国産携帯電話メーカーがペアになって開発・販売されています。

ですので、「auで携帯電話の契約をしているけれど、らくらくスマートフォンを使いたい」、みたいなことは「基本的にできない」ことになります。

ということは、これら4つの機種の違いを気にしても、あまり仕方がありません。

「シニア向けスマホ」にしようと思って携帯ショップに行くと、オススメは一択ということになります。

ポイント

シニア向けスマホの機種はキャリアで決まる!

わかりやすいですね。

補足:SIMフリー端末ってどうなの?

あれっ?と「基本的にできない」という言葉にひっかかりを覚えた方は素晴らしい!
厳密な話が気になる人のために、ちょっと補足をしておきますね。

難しいな、という方は、次の項目まで飛ばしても大丈夫。

それは「SIMフリー (シムフリー) 端末」というキーワードです。

聞いたことありますか?
「SIMフリー」。

「SIM」というのは、電話番号が記録されているICカードのことで、携帯基地局と通信するために必要です。「SIMカード」ともいいます。

以前はスマートフォンの買い替えにはハードルがあった

現在、販売されているスマートフォンは基本的に「SIMフリー端末」です。

「SIMフリー端末」は、別のキャリアに契約を切り替えても同じスマートフォンを使い続けることができます。

「SIMフリー」 というのは、自由に別の携帯キャリアのSIMカードを変えることができるスマートフォン機種のこと。

反対に同じ携帯キャリアのSIMカードにしか変えることができない場合は「SIMロックされている」といいます。

もし、スマートフォンが特定のキャリアでしか使えないとなると、キャリアを自由に変更できません。

別のキャリアの料金が魅力的でも、スマートフォンの買い替えが必要だと二の足を踏んでしまいます。

それでは独占状態になり自由な競争にならない、ということで、2015年以降のスマートフォンは「SIMカード」を切り替えることにできる設計になっています。

シニア向けスマホもSIMフリー

上で説明したシニア向けスマートフォンもSIMフリー端末なので、どのキャリアのsimカードにでも入れ替えて使うこともできます。

具体的には、例えば auユーザーが「らくらくスマートフォン」を使いたい場合、中古品の「らくらくスマートフォン」をネット通販やフリマアプリ(メルカリなど)で購入して利用する、ということは「可能」です。

もっとも、現実的にはそういうことをする人はあまりいません…

だって、そんなややこしいことをする人は、わざわざ「シニア向けスマホ」を必要としないですものね。

シニア向けスマホと一般のスマホの違い

よく「シニアでも簡単♪」といわれますが、「シニア向けスマホ」は「一般のスマホ」とどう違うのでしょう。

それとは逆に、一般のスマホと同じところは何なんでしょう。

シニア向けスマホは基本機能(OS)に特徴がある

らくらくスマートフォン・簡単ケータイBASIO(ベイシオ)・シンプルスマホ・かんたんスマホ、に共通するポイントは何でしょう。

それは「シニアに優しい」ということですよね。

もう少し、具体的に言うと

シニア向けスマホの特徴
  • 画面が大きくて文字がはっきり(画面サイズ)
  • よく使う機能のための特別なボタンがある(ハードボタン)
  • アプリが目立つ(ホーム画面の違い)
  • 文字入力がわかりやすい(入力キーボードの違い)
  • 設定項目が少ない(設定アプリの違い)

スマホの基礎になるシステムが、シニア向けに調整されています。

いわば「カスタム・チューンナップ」された車みたいなものです。

ホーム画面で比べてみよう

ここではわかりやすい「ホーム画面」の違いを見てみましょう。

ポイント

「ホーム画面」はスマートフォンで一番頻繁に見る画面で、並んでいるアイコン(絵柄)をタッチして、いろいろなアプリを切り替えることができます。

らくらくスマートフォンは一段独特

シニア向けスマホの中でも、「らくらくスマートフォン」が一番「独特で特徴的」です。

アイコンに注目してみましょう。

  • 一般のスマホ…アイコンと文字のみ
  • 他のシニア向けスマホ…アイコンがボタンとわかりやすいように大きい
  • らくらくスマートフォン…タイルのようにボタンが配置されている

基本となるシステムが微調整されている

この基礎にするシステムのことを「OS(オーエス)」といいます。

シニア向けスマホは基本システムに独特の微調整が施されています。

逆に言うとこの部分が、一般のスマホと違うので、家族が教えようと思っても戸惑うケースが多いんです。

アプリは一般のスマホと同じ

とはいえ、「シニア向けスマホ」もスマホです。一般のスマホと同じ部分もあります。

それは、アプリの使い方

「スマホの追加機能」のことを「アプリ」といいます。

「追加機能なんていらないよー!」という方もいそうですが、みなさんよく使う「LINE(ライン)」や「マップ」だって、アプリです。

地図をみたり、メッセージをやりとりしたり、一旦アプリに切り替えてしまえば、「シニア向けスマホ」も一般のスマホと全く変わりません

マップアプリを見てみましょう

実際に「マップ」アプリを見てみると、「らくらくスマートフォン以外のシニア向けスマホ」では、一般のスマホと同じ画面です。

らくらくスマートフォンはアプリも特別

「らくらくスマートフォン」だけは特別で、ガラケーの「地図アプリ」のようなアプリが用意されています。

このように、「シニア向けスマホ」の中でも、特に「らくらくスマートフォン」は、これまでガラケーを使っていた人が戸惑わないように、もっとも手厚くデザインされています。

しかし、その分 他のスマホと違いが大きいです。

ポイント

「らくらくスマートフォン」は独自色が強い。

その他の「シニア向けスマホ」は、見た目がわかりやすいけれど、中身や使い勝手は一般のスマホとあまり変わらない。

ネットも一般のスマホと同じ

スマホの難しさには、「はじめのとっつきにくさ」もありますが、それは比較的すぐに慣れます。

一方でややこしいのは、インターネットの部分です。

しかし、スマートフォンのアプリは、インターネットと切ってもきれない関係があります。

「アカウント」とか、「パスワード」とか、「セキュリティ」とか。

インターネットはどこでも使える便利な半面、対面ではないために「本人確認」が大事になってきます。「アカウント」も「パスワード」も「セキュリティ」も、対面でなく買い物や予約など「契約」をするために必要なのです。

これからの社会生活では、この仕組みを知っておくのはとっても大事。

車も包丁やコンロも、はじめは勉強が必要ですよね。

スマホ自体は操作が簡単なのですが、実際に使っていくとアプリやネットの勉強が大切です。

まとめ:シニア向けスマホのメリットと限界

ということで、「シニア向けスマホ」についてまとめてみます。

ここでは、「キャリア」と「アプリ」という言葉をおさえておきましょう。

前半に話したのは「キャリア」の話

携帯電話会社ごとに販売されているシニア向けスマホは違います。
そのそれぞれのメーカーが独自に使いやすさを考えて設計しているということです。

シニア向けスマホもいろいろ。
特に、ドコモの「らくらくスマートフォン」はスマホの中でも特徴的です。

後半に話したのは、一般のスマホとの違いと共通点

基本操作(OSの部分)は見やすいけれど、「アプリ」は一般のスマホと一緒なんです。

ですので、入り口はわかりやすいように設計されていますが、使っていくときに一般のスマホと変わらなくなります。

つまり一般のスマホを購入しても、シニア向けスマホを購入しても、「わからない・ややこしい」と思うようになる部分は、全く変わりがありません

とはいえ、はじめが不安であれば、「シニア向けスマホ」はわかりやすい選択肢です。

じっくり今の情報社会の仕組みを学んでみるのは、とっても発見も多いと思います。

どのスマホでも大丈夫

ちいラボでは、個人授業でスマートフォンをお教えしています。

だから、「一般的なスマホ」でなくても、しっかり対応できます。

「せっかくシンプルなシニア向けスマホを購入したのに、いざ教室で習おうとすると、一般的なスマホの講義を聞くことになってかえって混乱した」というお話をよく聞きます。

教える立場からは「理由」はよくわかります。
どうしても「講義」は「大多数の人」のためのものになってしまうからです。

でも、それでは教わる人にとっては「隔靴掻痒」。足がかゆいのに靴の上からかくようなもので、「ややこしい」ですよね。

自分のスマホで直接教えてほしいという方は、ぜひ「ちいラボ」にご相談下さいね。
これまで「ややこしい」と思っていたことが、「すっきり」します。

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